FABOOL Laser CO2は、レーザー管と呼ばれるガラスの管からレーザー光が照射されます。照射されたレーザー光がミラーに反射し、素材までレーザーが到達するしくみとなっています。
通常モデルはレーザー光のみの照射となりますが、レーザーポインター付きレーザー管はレーザー光と同じ光路にレーザーポインターの光も照射されます。
レーザーポインターの光が照射されることによるメリットは2つあります。
素材にレーザーポインターの光が照射され加工位置や加工範囲の確認が非常にわかりやすくなる
素材にレーザーポインターの光が照射されるので、レーザーポインターの光の位置を元に加工位置や加工範囲の確認を行えます。レーザーポインターの光がないと、ざっくりとした加工位置の確認しかできません。
通常モデルの場合でも位置決めキットを使用することで、レーザーポインター付きと同じように加工位置の確認を行えます。
光軸調整が安全かつ短時間に行える
組み立てやメンテナンスの時に行う光軸調整で非常に有用な役割を果たします。
通常のレーザー管で光軸調整を行う場合、
- 反射ミラーの角度を調整
- レーザーを照射
- 正しい位置か確認
これを繰り返してレーザー光が正しい位置にくるまで調整を行います。レーザー光は目に見えないため、レーザー光の位置を常に確認しながらの作業は行えず時間がかかります。
レーザーポインター付きレーザー管の場合、レーザーとレーザーポインターの光路が同じため、今どの位置にレーザー光がきているのか常に確認しながら反射ミラーの調整が行なえます(下記写真のようにレーザーポインターの光で位置の確認が行えます)。最終的には実際にレーザーを照射しての確認が必要ですが、レーザーポインターの光で大体の調整ができるので、安全かつ短時間で光軸調整を終えることが可能です。